蔵書票とは、本の見返しに貼って所有者(票主)の名前をしるすものです。所有者(票主)の名前とEXLIBRISの文字を入れるのが原則になっています。 蔵書票の歴史は古く、15世紀中葉のヨーロッパに始まったといわれています。 現在では書物に貼るという本来の目的よりも、その高い芸術性から小版画として世界各国のコレクターの間で交換による交流が盛んに行われています。 絵柄やモティーフは票主の希望に応じて作家が制作するのが主ですが、作家の得意とするモティーフで作られた名前の入っていない版を票主が選ぶ場合もあります。(このサイトでは票主未定の蔵書票も紹介しています。)他に、国際コンペティションで決められたテーマに合わせて制作することがあります。 |
蔵書票の制作技法には様々な版式があります。 エングレーヴィング、エッチング、メゾチント、板目木版、小口木版、リトグラフ、シルクスクリーン、新孔版、型染、合羽版、その他・・・。 このサイトでは銅版画のみの紹介となります。 |
蔵書票は自分の本に貼って楽しむ他に、収集する楽しみがあります。 票主は主に交換することによって作品をコレクションしています。例えば自分の50枚の同じ絵柄の蔵書票を他のコレクターの蔵書票と交換することで、50種類の異なる蔵書票を集めることが可能になります。コレクターは日本のみならず世界各国にいて、盛んに交流が行われています。交換手段は手紙を用いることが多いようです。 |
海外では国際コンペティションが頻繁に開催されています。私たちアーティストにとっては小版画としての芸術性を評価されるチャンスとなっています。 私たちのもとに届くコンペの出品案内は1年にだいたい5ヶ国くらいあります。たいていは無料で出品でき、入選すると図録が送られてきます。 |